＃１はとにかくどうやって尺を詰めるかを考えました。
「子供には教えられないこと……教えてやろうか？……」
という蟹江君の台詞まで行きたかったのですが、
それまでに描くべきことが沢山あったので……

正直、シナリオを書き上げた段階では、
この分量ではとても収まらないだろうな……
と内心思っておりました(;^_^A
何とかまとまったのは、
コンテ＆演出＆音響監督＆キャストのご尽力があればこそです。

ちなみに、
最初のシリーズ構成の段階で尺の問題は懸念があって、
花と蟹江君が再会するまでで、
＃１を終わらせることも考えていました。
私見なのですが、原作を読み進めていくと、
花と再会した時、蟹江君はどんな心境だったのかすごく気になって、
その辺を膨らませるのも面白いかなと……

そう言えば昔、『ママレード・ボーイ』というアニメがありまして、
その劇場版が、遊君の視点から二人の出会いまでを振り返るという
コンセプトの作品でしたね。

『それは突然の再会』というサブタイトルにしたのですが、
作品の主題歌が『Reunion』で、
偶然にも被ったのがちょっと嬉しかったです。