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『俺の指で乱れろ。』 4話のウラ話

俺の指で乱れろ。
04 /27 2020
昨今TVアニメでは、えっちなシーンの規制が厳しくなっています。
服の上からでも胸とかお尻への愛撫はNGだそうです。
今回は指遣いがキーワードなので、
何とかギリギリの描写を頑張っています。

そう言えば、企画当初、
『俺の指で乱れろ。』というタイトルも変更されるかも……
というお話がありました。
結局、何とか事なきを得ましたが、
『俺の●で乱れろ。』とかだったら、逆に怪しいですよね。
( ̄▽ ̄;)

今回、ふみが蒼甫に迫られるシーン、完全版では、
「どうしよう、この間エッチしちゃってるから、どう接していいか分からない」
という台詞なのですが、通常版では、
「どうしよう、この間しちゃってるから、どう接していいか分からない」
という台詞に変わっていまして、
共通のシーンでも微妙に内容が変更されているのです。

役者さんのお芝居にも影響がありまして、
あえて濃厚なキスの演技は避けて頂いております。
今回のキスシーン、AR台本にはこんな感じで記載されています。

IMG_20200426_155655.jpg

#1~4までのARを行ったのは2月頭で、
当時、東京MXさんでは『異種族レビュアーズ』が放送中でした。
「あれが大丈夫なら、大抵のことはOKじゃないですかね~」
なんて軽口を叩いていたら、数日後、
『異種族レビュアーズ』がこんなことに……((((;゚Д゚)))))))


さてさて、もう一つ小ネタ、
今回、ふみと要君が話題にしていたソシャゲ『PUGB』の件です。
構成案執筆時、元ネタのゲームを知りたくてネット検索したのです。
すると、何と同名のソシャゲが!……と思ったら、
元ネタの方は『PUBG』でした。
( ̄▽ ̄;)

いやでも確かにこのゲーム、
女の子がやっているイメージではなくて、
要君が驚いたのも頷けましたね。

『俺の指で乱れろ。』 ウラ話・番外編~エンディングのこと

俺の指で乱れろ。
04 /23 2020
今回は特定のエピソードについてのウラ話ではないのですが、
エンディング曲、『指先の魔法』についてです。

本編の尺がギリギリなので、エンディングとスタッフテロップは
いつも本編ラストにかぶることになります。

実は今回、エンディングを歌っているのは、「七瀬蒼甫」でして、
通常版と完全版では、歌い手さんが違っているのです。
完全版の佐和真中さんの歌はじっくり聞けるのですが、
通常版の駒田航さんの歌は、いつも本編とかぶっておりまして、
これがちょっと……毎回心苦しくて……
( ̄▽ ̄;)

TV放送や配信では、もうどうにもならないかと思いますが、
例えば、DVDで完全なエンディングが聴けたりすると嬉しいですね。
DVDだけの映像特典ということで、ユーザーさんも喜んでくれるかなと。

どうせなら、単なる黒バック&スタッフロールではなく、
それぞれの話数の、原作のカットをワイプで入れるとか……
アニメではどうしても原作をカットすることが多いのですが、
原作には良いコマ、良いカットが沢山ありますので。
(原作の販促にも繋がりそうですし♪)

……何だか妄想を書き連ねちゃいましたね。
失礼しました!
本来、スタッフの一員がブログで書くことでもないのですが、
個人的には作業が完全に終わってしまっていて、
こんなご時世ですので、スタッフ諸氏と会う機会もなさそうなので……

どこかでエライ人にこんな声が届いてくれたら嬉しいです。

『俺の指で乱れろ。』3話のウラ話

俺の指で乱れろ。
04 /20 2020
今回、第1話冒頭の回想シーンで登場していた、
「デブで天パの少年」が蒼甫だったことが明らかになりました。
……ただ実は、
公式HPのキャラ紹介でも、ラジオ『俺たちの声で乱れろ。』でも、
ニコニコ動画の生放送でもネタバレしちゃってましたし、
第1話のエンディングでも、「蒼甫(少年)」とクレジットされておりまして……
( ̄▽ ̄;)

ちなみに、デブだった蒼甫少年がダイエットに挑戦したエピソードが
原作コミックス第一巻に書き下ろしで収録されています。

今回、アニメ化に当たってカットしたシーンなのですが、
原作では、蒼甫が夜食の後に、
ある有名パティシエのプリンを用意していました。
この有名パティシエが何と、蒼甫のお兄さんらしいのです。
(両親が離婚していて姓が違っているとか)
実はこれ、原作・neco先生の別作品、『ちっぱい彼女と美人彼氏』と
世界観がリンクしているのかな?……と思わせるシーンなのです。

もし、アニメの本編尺にもっと余裕があれば、
蒼甫のお兄さんをチラッとだけでも登場させて、
出版社の枠を超えたコラボをしてみたかったですね。

さて、最後はウラ話というか雑感です。

第3話の完全版で、とうとうふみと蒼甫は一線を越えてしまいました❤
このシーンで蒼甫は、「……星谷、○○ていいか?」と訊ねるのですが、
第1話で「俺の指に欲情してる?」とか言ってたくせに、
真剣なお付き合いでは、随分ピュアな面を見せるんだなと驚きを感じました。
第3話前半でも、クレーマーに対してやり込めるのではなく、
すごく大人の対応をしていて感心しました。

少年時代のコンプレックスを克服した後、
カリスマ美容師になって、店を任せられるようになるまで、
蒼甫の人生にも色々なドラマがあったんだろうなと妄想が膨らみます。
そんなエピソードもどこかで見てみたいと思いました。

『俺の指で乱れろ。』 2話のウラ話

俺の指で乱れろ。
04 /13 2020
第2話から登場の千葉要君ですが、
彼の呼び方をアニメではちょっとアレンジしています。

原作では、当初ふみは「千葉君」と呼んでいて、
徐々に距離が縮まるにつれて「要君」と呼ぶようになります。
ただアニメでは、そのプロセスを描く尺が足りないので、
思い切って最初から「要君」と呼ばせることにしました。

中居正広さんが「中居君」、櫻井翔さんが「翔君」と呼ばれているように、
要君は、共演者やスタッフ、ファンからも「要君」と呼ばれている……
という解釈です。(#2のラストでカメラマンも要君と呼んでいます)

逆に「千葉君」という呼び名に固定する意見もあったのですが、
原作ファンには要君で定着しているようだったので、そちらに合わせました。

それと、細かい点なのですが、今回の舞台となったファッション雑誌、
原作では『STREET』だったのですが、同名のストリートファッション誌が
海外にあるということで『Catwalk』に変更されています。
この誌名は本編だけでなく、公式HPの特集ページにも生かされています。

今回のエピソードのクライマックスは、原作コミックスの紹介ページで、
原作者のnecoさんもお気に入りのシーンと仰っていて、そこをじっくり描くために、
それまでの段取りをなるべくシンプルにまとめるよう心掛けました。

今までは蒼甫の指にドキドキしているだけのふみでしたが、
ここ一番の時には、その指に勇気づけられる……という件がいいですね。

『俺の指で乱れろ。』 1話のウラ話

俺の指で乱れろ。
04 /07 2020
TVアニメ『俺の指で乱れろ。』は全8話の放送を予定しています。
全体の流れを考えて、
原作の1話分がアニメ1話分になるよう構成してみたのですが、
特に腐心したのが、尺の問題でした。

ComicFestaアニメは、通常版の本編が3分半、
完全版がそれにプラス1分強というフォーマットなのですが、
その尺に中々お話が収まりきらないのです。

序盤で特に悩んだのが、原作2話にあるふみの幼少時代のシーンでした。
どうにも入りきらないので、いっそカットしようかとも考えたのですが、
打ち合わせで原作元さんからアイディアを頂きまして、
第1話の冒頭に幼少時代のシーンを持ってくることで何とかまとまりました。

ComicFestaアニメの場合、原作元さんはアニメのメーカーさんでもありまして、
これまでに蓄積されたTL、BLアニメのノウハウに随分と助けて頂きましたね。

シナリオの初稿を納品したのが10月末で、
#1~4のアフレコが2月頭、#5~8のアフレコが3月頭に行われました。

昨今のご時勢を鑑みると、今月辺りは都内でのアフレコも厳しくなりそうです。
現場が早めに制作を進めてくれたお蔭で、
『俺の指で乱れろ。』は無事に放送できそうでホッとしています。

佐和山進一郎

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