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『25歳の女子高生』 11話のウラ話

25歳の女子高生
03 /20 2018
#11の見どころは何と言っても、
前半部の蟹江君と花ちゃんの言い合いですね。
二人が感情をぶつけ合うシーンって初めてではないかと。

このシーン、通常版と完全版を是非見比べて頂きたいですね。
二人の掛け合いの妙と言いますか、
同じ台本、同じ映像なのに、
演じる役者さんのアプローチが各々違っていて、
大変興味深かったです。

収録が複数回、三か月に渡って行われた結果、
通常版、完全版それぞれで、
こういう風にお芝居が深まったのだなと感心しました。
エロアニメでは一話か前後編での完結が殆どで、
長期に渡ってキャラを育てることがあまりないので……

あと#11は、珍しく尺に余裕がある回でした。
最終回、花ちゃん自宅でのシーンは途中で切りたく無かったので
今回は敢えてその直前までで止めておいたのです。

その分、今回は相田君のシーンでたっぷり遊びが出来ました。
キャラがデフォルメされる例のシーン、
スタッフ間では「寸劇シーン」と呼んでいるのですが、
通常、尺調整で真っ先に改変される部分なので、
ここまでシナリオ通りに映像化されることは稀だと思います。

相田君の出番は今回でおしまいですが、
全体を通じて、彼は本当に重宝な存在でしたね。
蟹江君と違って、人間的に未完成な分、
何と言うか、キュートな魅力があったように思います。

蟹江君と花ちゃんはやはり芯になるキャラなので、
あまりアニメで勝手なアレンジはしづらいのです。
その分、相田君では自由に遊ばせて頂きましたね。

次回はいよいよ最終回です。
何とかこのラストに到達させるべく、
あれこれと構成を調整してここまで辿り着きました。
蟹江君と花ちゃんを応援してくれた皆さんには、
喜んで頂ける結末になったと思いますので、
是非是非ご期待下さい。

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佐和山進一郎

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